デバンニング講座 作業編Vol.1の復習
荷物はパレットの中心に置く
偏った積み方をすると搬送時や段積みの際にバランスが崩れて危険。最初から中心に積みましょう。
荷物は隙間なく積む
積み直しにならないように荷物と荷物の間に隙間が出来ないようにしましょう。
デバンニング講座 作業編Vol.2の復習
パレタイズその①「4回し(よんまわし)」
もっとも一般的な荷物の積み方がこの形です。
この「4回し」から派生した形で「8回し(はちまわし)」「12回し(じゅうにまわし)」「16回し(じゅうろくまわし)」があります。
荷物が安定して荷崩れしにくくなるように箱のサイズに合わせて積み方を変更します。
積む向きを変えることを「○段切り」と言います。一段で向きを変えるなら「一段切り」。二段なら「二段切り」となります。
パレタイズその②「棒積み」
荷物は「回して積む」以外に「棒積み」という積み方があります。
棒積みとは向きを変えずに同じところに積み重ねていく積み方です。箱の形状によって組んで積めない場合は棒積みで積みます。
回して積む積み方と比べると安定感が劣るため、ストレッチフィルムをしっかり巻かないと荷崩れしてしまいます。
デバンニング講座 作業編Vol.3の復習
ストレッチフィルムの巻き方について
ストレッチフィルム(ラップ)巻き作業はデバンニング作業とセットで行うことが多いです。上記のイラストを参考に巻き直しや荷崩れしないように正しい巻き方を学習しましょう。
ラップ巻きのコツは、ラップに遊びができないように角ごとにラップを引っ張ることです。引っ張ることで荷崩れを起こさないしっかりとしたラップ巻きができます。
積み方とラップ巻きの関係について
荷物の積み方によってもラップの巻き方は異なります。「4回し一段切り5段」のような荷重の分散ができる積み方の場合は冗談だけのラップ巻きでもよいですが、棒積みの場合は揺れに弱いため、上段から下段までしっかり巻かなくてはなりません。
NGなラップ巻き例
「ナナメ巻き」「ユルユル巻き」は落下や荷崩れの原因になってしまいます。「ギチギチ巻き」は商品破損の原因となるため締めすぎないようにしましょう。
デバンニング講座 作業編Vol.4の復習
重い荷物の正しい持ち方
荷物が重いときは箱の角を持ち、体に密着させて荷重を分散することで軽く持つことができます。
荷物がめちゃくちゃ重いときはのけぞって腹に乗せるように、体に押し付けるように持ちましょう。荷物をベルトのバックルに乗せるのもコツです。重い荷物でも上手に持つことで荷重を分散させて疲労を軽減できます。
パレットに積むときの正しい積み方
「8回し6段2段切り」で積む場合は「2個づつ」または「4個づつ」の様に綺麗に割り切れるように積みましょう。中途半端な数で積むと無駄な行動が増えて作業時間が長くなってしまいます。
棒積みは中心位置を合わせるために真ん中の奥から積み始めるのが基本です。奥を後回しにすると積みにくくなってしまいます。
ベテランの作業が早いのは【化け物】だから。
じゃなくて、疲れにくい持ち方と効率の良い作業方法を知っているからです。正しいデバンニングの技術を学んで実践しながら成長しましょう。